相反する措置: FC2WEBの広告非表示化とFC2ブログの非アクティブブログへの広告表示
無料ホームページであるFC2WEBは、以前はページ下部に広告が表示されていましたが、その広告が表示されなくなったようです。
この度、FC2ホームページ(http://web.fc2.com/)にて 広告の仕様変更を行ったことをお知らせ致します。
以前まで、無料のFC2ホームページにはページ末尾に広告が表示される仕様でしたが、この度その広告が表示されなくなりました。(Powered by FC2.comとだけ表示される仕様になっております。)
今まで無料ホームページのサービスをご利用になってページを作っていた方も、よりスタイリッシュで自由度の高くなった無料ホームページでさらに素敵なサイト作りをお楽しみ下さい。
なるほど、広告が表示されなくなるというのはユーザーにとっては良いことですね。
ちなみに、下記に示す当方のサイトはFC2WEBにて運営されています。
但し、「低炭水化物ダイエット」については、旧FC2WEB(fc2web.com)にて運営されています。残りは新FC2WEB(web.fc2.com)です。
今まで、表示されていた広告は、TEXTADという一行テキスト広告及びFC2の広告やFC2と契約しているスポンサーサイトの広告でした。これからは、FC2のクレジットが掲載されるだけになるようです。
FC2ブログは広告強化
一方、先日お伝えした通り、FC2ブログは非アクティブブログに対し強制的に広告を表示させる措置に踏み切りました。
- ブログ管理者用お知らせ 非アクティブサイトに関しまして(FC2)
- ちょっと微妙:非アクティブブログへの広告掲載(FC2ブログ) (当ブログ記事)
これは、一ヶ月以上新規記事の公開が無い場合に、記事の上部に広告(オーバチュア広告であるといわれています)を表示させるものです。一部で不満の声が上がっています。
相反する措置: FC2WEBとFC2ブログ
広告を非表示にしたFC2WEBに対しFC2ブログは広告表示の強化に乗り出しています。相反する措置をとっているように見受けられます。これは一体どういうことなのでしょうか?
同じ会社でのサービスなので、どちらも広告を非表示にするなり、広告を強化するなりするのであれば理解がしやすいのですが、どうやらそうではないらしいです。
恐らくは、(どの企業でも同じかも知れませんが)各セクター(部門)毎で収益を考えているのだと思います。
赤字のセクターを他の部門の収益で補うという構造は良くあることです。が、それが許されるのは、それぞれのセクターがサービスとして相補的な役割を果たしている場合に限られると思います。例えば、最近問題になっている携帯電話の料金体系ですが、本体は1円で売られていたりしますが、その後の料金によりその分を回収します。携帯電話の販売をしないと、携帯電話の利用がなく利用料金の収入がないので、携帯電話を赤字でも安く売るということが行われている訳でして、それでも全体としての事業は成り立っている訳です。携帯電話本体の販売自体を一つのセクター考えれば赤字になってしまいますが、携帯電話が出回っていれば料金収入が得られるので、トータルとしては黒字となるのです。
同じような構造は、ゲーム機にも当てはまります。赤字になってもゲーム機本体の販売台数を伸ばして市場を拡大し、ソフト会社の参入を即したり、自前のソフトの売り上げにてゲーム機本体の赤字分を吸収するなどです。ゲーム機の場合は逆もあり得ますが…。ゲームソフトの開発費が回収できなくても面白いゲームをリリースし、そのゲームしたさにゲーム機本体を買う人を狙うなどはあり得る話です。
ですが、FC2WEBとFC2ブログは、同じFC2が運営しているとはいえ、相補的な関係にあるわけではありません。別にFC2WEBがないとFC2ブログの収益に影響を与えるとは考えられません。其の逆も然りです。
FC2WEBとFC2ブログの収益源の差
私は、FC2の内部者ではありませんし、IT関係者でもなく、素人ですが、勝手に想像してみます。
私は、FC2WEBとFC2ブログには収益源に差があると思います。
- FC2WEBには有料版があるが、FC2ブログは無料版のみ
FC2WEBには有料版があります。有料版にすると容量が10GBytesになるだけでなく、アップロードできるファイルの種類の制限もなくなるようです。はたして有料版にアップグレードをする人がどれだけいるのか、そう考える人もいるかも知れません。が、無料版を申し込んだ人の内、ある割合の人は有料版に申し込んでいるのではないのでしょうか? これまでの運営実績により、無料版申込者のうちどの程度有料版を使う人がいるのかは解っているので、無料版に広告を掲載しなくても有料版の収入だけで賄えると考えたのではないでしょうか? 一方のFC2ブログは無料版のみです。単体では収益は上げられません。広告の掲載は必須となるわけです。
- FC2WEBに表示される一行広告の広告主の品質低下
最近リスティング広告でも問題になっていますが、広告主の品質の低下が進んでいます。 最近は、広告掲載への障壁が低くなったことにより、個人でも広告を出すことが出来るようになりました。その一方で、情報商材アフィリエイトやマルチ商法目的のサイトが増え、こういったサイト主が広告主になるケースが増えてきています。 こういった広告は、広告が掲載されたサイトの品質を損なうだけではなく、犯罪に手を貸していると思われたり、トラブルに巻きこまれる可能性も否定できないと思います。FC2WEBがTEXTADについてどういう方針を持っているのかは不明ですが、広告掲載側にとって、品質の悪い広告主がいると指摘されているのは事実です。
- FC2ブログは他のサービスと連携?
つい先日、「FC2クチコミ広告」というサービスが始まりました。
広告主に対し、FC2ブログの記事全体を広告媒体としてアピールできると思います。が、これはFC2ブログがアクティブユーザー数を確保することが前提のサービスだと考えられます。勿論FC2ブログ以外への掲載も可能ですが、専らFC2ブログユーザーへの広告掲載だと言えます。「 ちょっと微妙:非アクティブブログへの広告掲載(FC2ブログ) 」でも考察しましたが、非アクティブブログへの広告の表示は、結果として非アクティブブログの減少に結びつくものと考えられます。一部のユーザーはブログを閉鎖する可能性がありますが、非アクティブブログがアクティブ化する場合も多いと推測されます。従って、広告主に対して、広告媒体としての優位性を主張できる「アクティブユーザー数」が増えることに繋がります。
- FC2ブログは単体では単体では広告収入のみ
FC2ブログと他サービスとの連動による収益構造については上述しましたが、最初に申し上げた通り、FC2ブログ単体では広告収入以外の収入はありません。今までの広告収入ですと単体では赤字なのかも知れません。赤字でないなら無理してユーザーの反発を買うような措置に踏み切る必要もなかったのではないでしょうか? そういう訳で、FC2ブログは単体では赤字である可能性はある(高いとは言いません。)と思います。あるいは、赤字でなくても、スタッフ増強のために資金が必要なのかも知れません(表向きには、これが理由だと思います)。
ちょっと安心(FC2の財務体質)
私は、FC2WEBの広告非表示の措置をみて、少し安心しました。恐らくFC2WEBはそれなりの収益を上げているのではと思います。
個人的な見解ですが、FC2WEBの広告を非表示にすべきはっきりとした理由は見当たりません。確かに一行広告の内容はあまりよろしいものではありませんでしたし、広告が出ること自体を不愉快に感じる方も少なからず居るのではとも思います。が、他の無料サービスに比べてもここまで広告が小さく目立たないのは少ないと思います。無理してまで広告を非表示にする理由は見当たりません。むしろ、広告を表示しても収益が上がらなくなったなどの理由があるのかも知れません(もしかしたら、これが最大の理由かも?)。
一方で、広告の非表示により、有料版へ切り替える人が若干少なくなる可能性もあります。広告表示が嫌で有料版を申し込んだ人は皆無とは言えないと思います。ですので、そういう人は無料版に戻る可能性もあります。が、全体としては少ないのではないでしょうか?
そう考えると、FC2WEBの財務体質はかなり健全であるのではないでしょうか?
旧FC2WEBはどうなる?
ところで、FC2WEBは旧FC2WEBと新FC2WEBがあります。今申し込むと新FC2WEBになります。
実は、この広告非表示の措置は、新FC2WEBのみに適用されています(2007年11月10日現在)。当方のサイト「低炭水化物ダイエット」は旧FC2WEBで運営していますが、広告は表示されたままです。
旧ユーザーは置いてきぼりになっている気がしてなりません。旧FC2WEBユーザーは結構いるのではと思いますが、こういった措置は新FC2WEBでしか行われていません。「新FC2WEBに移ればよい」といわれる方もいらっしゃるかも知れませんが、そういう方は、SEOについて何も知らないのではないでしょうか? 旧FC2WEBと新FC2WEBでは、サイトのドメインが異なります。新FC2WEBが*.fc2web.comであるのに対し、新FC2WEBは*.web.fc2.comとなります。バックリンクの問題もあり、一朝一夕に移動することは出来ないのです。
また、旧FC2WEBに対する個人的な不満として、アップロードできるファイルの種類があります。新FC2WEBでは拡張子がxmlであるファイルを扱えるのに対し、旧FC2WEBでは扱えません。
「xmlファイルなんて関係ない」と思う方は居るかも知れませんが、SEO的には重要なのです。Googleその他の検索エンジンはサイトマップに対応し、サイトマップを登録することで自分のサイトのページを検索エンジンに教えることができます。この時のサイトマップのファイル形式がxmlなのです。困ったことに、拡張子を変更してしまうとサイトマップとして認識してもらえないようです。GoogleやYSTは後述のtxt形式のサイトマップを受け付けますが、LiveSearchに対しては今のところ方法が思いつきません。
仕方ないので、プレーンテキスト(txt)形式のサイトマップを作成し、それをGoogleやYSTに登録しています。ですが、ここでも問題が発生しています。旧FC2WEBではtxt形式のファイルは2kBytesまでしか許されません。数十ページあるとtxt形式でも簡単に2kBytesを超えてしまいます。仕方ないので、複数のファイルに分割し、それぞれを登録しています。
取り残された旧FC2WEBユーザーはどうなってしまうのでしょうか?
参考リンク
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